◎玩具市場規模の概況
一般社団法人 日本玩具協会(戸所正信会長)は、会員企業および「東京おもちゃショー」出展企業の協力を得て、2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の玩具市場規模と市場動向に関する調査を今年も実施しました。
上代価格(希望小売価格)ベースで捉えた2025年度の日本国内の玩具市場規模は1兆1,664億円となり前年度比106.3%となりました。玩具市場は少子化が進む中にあって2019年度以降6年連続で過去最高の規模を更新し続けており、2025年度は2001年に現在の形で市場規模調査をはじめて以来、最も大きな市場規模となりました。また、玩具の中核を占める主要10分野(注参照)も2025年度は前年度比107.3%の7,967億円となり、こちらも過去最高を更新しています。
市場規模全体では2025年度は前年度より690億円売り上げを伸ばしていますが、その最大の要因となったのが、今回調査では前年度より359億円市場規模を伸ばし、3,384億円にまでなった「カードゲーム・トレーディングカード」で、2017年以降8年連続で拡大を続け、今や玩具市場全体の約30%を占める規模になっています。またこれに次いで金額ベースで伸びが大きかったのが「ぬいぐるみ」で、173億円伸ばして624億円市場となり、そして「ホビー」も市場を構成するプラモデルをはじめ、ホビーR/C、鉄道模型、フィギュアなどすべての中分類が前年を上回ったことで115億円拡大して1,960億円市場となっています。
(注)主要10分野とは、市場全体からベビーカー・チャイルドシート・三輪車などの乗用関連と、雑貨、ホビーを除いたものです。

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◎2025年度の商品動向
金額ベースで最も大きく伸びた「カードゲーム・トレーディングカード」は、前回調査で前年度を割り込んだ「ポケモンカードゲーム」が今回調査では大きく売り上げを伸ばしたほか、「デュエル・マスターズTCG」や「遊戯王OCG」といった既存ブランドの伸長も市場を拡大させる要因となりました。前年度比115.5%となった「ハイテク系トレンドトイ」は大ヒット商品となった「Tamagotchi Paradise」の貢献に加え、「マイクロペット」などの新製品の投入も市場を伸ばす要因となりました。
伸び率で前年度比138.2%と最も大きかった「ぬいぐるみ」は、「モンチッチ」人気の拡大とともに、大阪・関西万博の「ミャクミャク」や、「スーパーマリオ」や「星のカービィ」「ポケモン」といったキャラクターぬいぐるみが市場を牽引し、カテゴリー全体の伸びに寄与しています。また「ホビー」についてはプラモデルカテゴリーで「ガンプラ」の伸びが大きかったのに加え、フィギュアカテゴリーに2025年度に立ち上げられた新規ホビーブランドのプラスオンもあったことで、カテゴリー全体で前年度を上回る結果となっています。
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